個別指導の学習空間 札幌第一エリア あいの里教室・西野教室の矢ヶ崎です。
今回は西野教室に通う生徒のお話を紹介します。
その生徒が塾に来たころは、勉強に対するモチベーションが低く、3時間コースですが1時間くらいで帰りたがったり、教室に入る時も誰にもあいさつせずに勉強を始めたりするような生徒でした。
私は元気にあいさつをすることで、勉強のやる気というか「塾に来た!」という気持ちの切り替えができると考えています。
そのため、まずはこちらから声をかけること、返事をしてくれなくてもめげずに続けていこうと思いながらその生徒に接していました。
そうすると一応返事を帰してはくれるものの、向こうからあいさつをしてくれることはなかったため、このままではいけないと思い時間をかけて話しあおうと決めました。
その時はあいさつ以外にも学校での様子や、これからの進路のことなど色々な話をしました。
後から聞いた話ですが、その生徒は学校の担任の先生やクラブチームの監督に不満を持っていましたが、どう解消したらよいかわからなかったそうです。
何か問題があったり、改善したいことがあればコミュニケーションをとる必要があります。話しあうことでお互いの考えや気持ちを整理することができ、解決の糸口がつかめるからです。
そしてコミュニケーションの始まりはあいさつです。塾での勉強も、お互いの姿を見て声をかけあうことから始まります。
この話にどれくらい納得してくれたかはわかりませんが、その生徒はそこから見違えるように勉強をするようになりました。
勉強が急に好きになったということではなく、塾に来て色々な話をすることが好きになったようです。今では塾が開いてから閉まるまで、長時間の勉強もこなせるようになりました。
何のために勉強するかわからないと言っていた子でしたが、志望校や将来の夢も見つけることができました。
皆さんも塾の先生と色々な話をしてみてください、きっと何か気づくことやヒントがあるはずです。そのためにも、まずは元気なあいさつから始めてみましょう。