個別指導の学習空間 兵庫エリア 明石魚住・姫路今宿教室の今井です。
姫路灘教室の成績UP体験記をご紹介します。
以前姫路灘教室で指導していた高校1年生の生徒をご紹介します。
その生徒が中学3年生になった4月から、私は姫路灘教室へ配属されました。5月になる頃には3年生最初の中間テストがあり、現状より上の志望校を目指していたその生徒はテスト2週間前からは部活が終わり次第11時まで、部活を引退すると5時から11時まで毎日欠かさず勉強を続けていました。
定期テストの度にそれを繰り返した結果、努力は裏切らず2学期が終わる時点で内申点・実力テストの点数共に志望校を受けるのに申し分ない成績になっていました。
この時点で「テスト直前の復習は非常に大事です」という内容でもよかったのですが、今回はもう少し続きがあります。
成績は十分にもかかわらず、学校での面談を通して最終的に1つ下の志望校を受けることに決まりました。理由を聞いてみると、「今の志望校に行っても上位の成績を取るのは少し厳しいから、中間くらいの成績を取るよりも1つ下の志望校で上位を取って推薦で大学へ行く。」ということでした。
その生徒は将来の夢が大学へ行った後警察官になることだったので、確かに大学進学を考えると一般入試より指定校推薦などで入学できる方が圧倒的に楽です。大学入試のことまで考えるにしろ、1年間行こうと頑張ってきた志望校を1つ下げるのは決断に勇気が必要だったと思います。
結果、公立高校入試自体は余裕をもって合格しましたが、彼は入学後「すべてのテストで1位を取ります!」と宣言をしてきました。いくら志望校を下げたとはいえ、高校の内容は中学より当然難しいので流石に無理だろうと思っていました。しかし高校でも運動部に入ったにもかかわらず、テスト2週間前からは中学3年生の時同様に自習のために教室へきて勉強を行い、副教科に至るまで全教科勉強をし続けた結果、高校1年生のテスト8回のうち総合1位を6回も取ってきてくれました(2位が1回で、残り1回は気を抜いてたしか6位くらい)。
この生徒は、教えてもらった内容がすぐできるような賢い生徒では決してありません。しかし高校生になっても中学生の時と同様に、テスト前にどれだけ勉強したかでテストの結果は変わってきます。私が彼を指導できたのは、講師交代の為高校1年生の終わりまでとなりましたが、きっとこの先も素晴らしい成績を修めてくれることでしょう。
「鶏口と為るも、牛後と為る無かれ」
厳密な意味とは異なりますが、出来るだけ上の志望校に行った結果凡人のまま終わるよりも、1つ下の志望校でトップに立ち続ける方が将来の役に立つことがあることでしょう。
中学3年生の皆さんは、それぞれ行きたい理由があって志望校を選んでいることと思いますが、もし「なんとなくこの学校にしようかな」くらいで学校を決めている方は、その学校に行った後の進路はどうするのか、まで考えてみたほうが良いかもしれませんね。高校はあくまでも通過点、ゴールではなく新たなスタートだという事を覚えておいてください。