個別指導塾の学習空間、栃木第一エリア野木教室・小山城南教室の髙野です!
失敗は成功の基という言葉がありますよね?
失敗しても、その反省を次に活かしていけば、いつかは成功できる!という意味の言葉です。
とても素敵な言葉ですよね。でも僕は、この言葉は少し嫌いです。
なぜなら、この言葉は半分嘘だと思っているからです。
確かに、失敗を反省し、次に活かすことはとても大切です。
でもそのためには、「正しい反省」をする必要があります。
そして案外、この「正しい反省」ができている人は少ないと思います。
今回紹介する生徒は、そんな「正しい反省」ができた生徒です。
とはいっても、彼女は最初から反省が上手かったわけではありません。
むしろ苦手なタイプでした。
数学が得意な子だったのですが、テストが返ってきたとき、真っ先に確認するのは得意な数学の点数。
苦手な英語の点数からは目を背けていました。
そんな状態では正しい反省ができるはずもなく、成績が停滞していた時期もありました。
12月の模試の時点で、第一志望のO高校合格のためには、合計であと50点ほしい、という状況。
講師として苦渋の決断でしたが、志望校のランクダウンを提案したこともあります。
しかし彼女は、
「絶対にO高校に行って、軽音楽部に入る!」
という強い意志を持ち、最後まで曲げませんでした。
そんな彼女の本気に応えるため、僕はひとつアドバイスをしました。
それは、自分が間違えた問題だけを集めた、自分専用の最強テキストを作ること。
学習空間では、受験直前の講習で、入試問題を集めた模擬テストを毎週行います。
彼女はそのテストを解くたびに、ルーズリーフに間違えた問題を書き出し、似た問題をたくさん解いていました。
それを続けているうち自然に、自分がなぜ間違えたのか、どうしたら次は間違えないのかを考える癖がついていました。
そこからの彼女は強かったです。
弱点だったケアレスミスも、自分がミスしやすいところを知ることで、格段に減りました。
結果、無事O高校に合格!
後から聞いた本番の点数は、本当に12月時点から50点以上アップしていました。
そして今、無事軽音部に入部し、楽しく活動しているそうです。
これが、とある生徒が失敗を成功の基にするために行った「正しい反省」です。
次に成績アップするのはこれを読んでいるあなたの番です。
まずは間違えた問題をメモすることから始めましょう。
勉強で身につけた、「正しい反省」をする力は、きっと人生で大きな力になります。
いつの日か彼女のライブを見に行くことを楽しみに、このブログを綴ります。