歴史

歴史はストーリー

個別指導塾の学習空間あいの里教室・新琴似北教室の関根です。

今回は昨年一緒に受験勉強を頑張った生徒についてご紹介しようと思います。
彼女は教室のオープン時から通ってくれていた生徒で、ムラっ気があってとにかく気持ちが乗るまでに時間がかかりました。

そんな彼女が特に苦手意識があったのが歴史でした。
重要語句を覚えさせて口頭チェックを行おうと思っても覚えられない。
はじめ私は勉強量が足りていないからもっとがむしゃらにやれば覚えられるのにと思っていましたが、次第にそういう事ではないと気づきました。
そもそも歴史に興味がなかったのです。
語句はそれなりに覚えられているのに、時代と登場人物や出来事の組み合わせがバラバラ。
彼女に限らず、人間は興味のないこと、面白くないことは覚えていられないものですよね。
でも例えば昨日見たドラマや映画などは、一度しか見ていないのに次の日学校で話題になってあらすじを話すと結構言えるものです。
私は教材は漫画でも時代物のドラマでも何でもいい、多少正確じゃなくてもひとまず細かいことは覚えなくてもいいから大筋の流れをつかむよう話しました。
そして昨日見たドラマのあらすじを話すように、週1回歴史の流れを私に話してほしいとお願いしました。(私も沢山語りましたが 笑)

そんなことを続けていると、「(摂関政治の)藤原氏って突然出てきたように思ってたけど、もとは(大化の改新の)中臣鎌足だったんですね~」なんてことを言ってくれるようになり、歴史は繋がっている1つのドラマ・ストーリーなんだということが掴めてきた様子でした。それが掴めれば、あとは細かいところを肉付きさせていくだけ。
あんなに嫌いだった歴史が今では面白いと言うようになりました。
嫌いな教科への興味は不思議なことに他の教科にも影響を与え、そして彼女自身にもスイッチが入ったことも大きく、全体的に少しずつ模試の点数も伸びていきました。
最初は300点満点中120点代前半にしか満たなかったものが最後には190点近くまで上がりました。

しかし志望校受験は正直難しい状況で、親御さんも含め何度も意志確認を行いましたが、彼女はどうしてもその高校に行きたいという気持ちが強くチャレンジすることを決意しました。
私たちも最後まで励まし続け、見事志望校へ合格してくれました。
進学した今でも学習空間で次の夢に向けて一緒に頑張ってくれています!

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苦手科目が得意科目になるとき

個別指導の学習空間 千葉エリア八千代台教室・習志野藤崎教室の高橋です。

今回は歴史の勉強について、ある生徒の実例をもとにお話ししていきたいと思います。この生徒Sさんは1年ほど前、歴史の点数が40点から73点まで上がりました。本人曰く、「歴史という科目は暗記事項の羅列でどうしても受け付けない」とのこと。たしかに、ワークや教科書を読んでいるだけだとそう思っても不思議じゃありませんよね。そんな生徒に歴史の授業をしていた時の事、「先生、昔の事なんて学んでどうするんですか」と素朴な質問が来ました。私の答えはこうです。「人間というのは面白くて、特定の条件がそろうと、どこの国の人でもやる事は大体一緒なんだよ。歴史の勉強は、人間はこういう条件がそろうとこういう行動を起こす、という一種の行動パターンを学ぶことだ」と。

国が混乱していて、どうにもまとめられない時、どうすればまとめられるか。答えは、外部に敵を作ればいい。です。関東大震災に襲われたとき、日本人は大切な人を亡くしたり、職を失ったり、多大な借金を抱えたり、とにかく大変でした。皆自暴自棄になり、日本はめちゃくちゃです。結果はどうなったか。朝鮮人の虐殺事件です。「俺たちは日本人だ。あいつらは違う。」自暴自棄になった人間は、こんな排他的なアイデンティティーにすら安心感を見出してしまうのです。
同じことがドイツでも起こりました。第一次世界大戦、決して返すことのできない多大な賠償金を背負ったドイツは、まもなく訪れる世界恐慌のあおりを受けて大混乱。失業者にあふれ、経済がマヒ、貨幣の価値が下落し、パン一個が100億円というような事態に陥ります。ここで一人の男が、敵を作り出し、ドイツをまとめ上げます。ご存じ、ヒトラーによるユダヤ人虐殺です。ここでも「我々は優れたドイツ民族。ほかのやつらとは違う」。ドイツ人は歪んだ自尊心にすがらずにはいられなかったのです。

ね。そっくりでしょ。と話してみると、Sさんは目からうろこだったようで、以降歴史が得意科目になるまでさほど時間はかかりませんでした。暗記科目はそれだけではつまらないですが、逆にその背後にある「因果関係」をは知ると一気にすべてがつながります。そんなSさんは現在、大学受験で史学科を目指しているとのことです。

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勉強は骨付き肉が大切?!

個別指導の学習空間 山梨エリア 甲府南教室&学習空間プラスの佐野です。

「骨付き肉」と聞いて、皆さんはどう思われましたか?

突然ですが、骨付き肉=「骨」と「肉」という二つに分けられます。
何を言っているのかさっぱり分からないですよね?(笑)

結論を最初に言うと、「骨」はとても大切な根幹であり、「肉」とは、その根幹を覆う大切な役割を果たすものです。

ここで、歴史(日本史や世界史など)を例に挙げます。

骨に当たるのが歴史の流れやまとまり、その時代が何かを一言で言えるもの。
肉に当たるのが暗記すべき単語や語句、年号、登場人物など。

この他にも、ありとあらゆる教科に応用して例を挙げることが出来ます。

定期試験では点数が取れるのに、模試や学力テストになると点数が下がってしまう人はいませんか?
定期試験では範囲が決められており、その範囲内の用語や単語を覚えてしまえばある程度点数を取ることは出来ます。
しかし、模試や学力テストは範囲も広く、また、用語や単語だけ覚えていても、一問一答の問題でない限り解くことが難しいです。一問一答の問題であっても、用語の意味が理解出来ていないと問題を解くことは出来ません。
ただ、だからといって「模試や学力テストは難しいから点数下がるのは当たり前」と諦める必要はありません!
用語を覚えることはもちろんのこと、それらの用語の意味を自分の言葉で簡単に説明出来るようになれば問題ありません。

さて、皆さん、ここまでで骨付き肉の意味がなんとなく分かったかな?
よく分からなくても大丈夫!
ここで、さっきまでの話をより具体的に考えていきます。

歴史の鎌倉時代を例に挙げます。
覚えなければいけない用語(肉の部分)                                   

・鎌倉幕府 ・源頼朝 ・1192年 ・御家人・守護地頭 ・承久の乱 ・御成敗式目 ・元寇 ・御恩と奉公 など

用語を活用した鎌倉時代の歴史の流れ(骨の部分)

・源頼朝が鎌倉を本拠地とし、平氏を滅ぼす→1185年には国ごとに守護を、荘園や公領ごとに地頭を設置し征夷大将軍となる→1192年に鎌倉幕府を開く。

・御成敗式目を制定する→武家社会の支配を拡大→北条氏を中心とする執権政治がスタート。

・元寇により元が2度にわたって攻めるも撃退→元寇で勝利しても土地を獲得したわけではないため、御恩と奉公の関係が崩れる→武士に貨幣経済が浸透し、全体的に貧乏になる→幕府の基盤である御家人の困窮化により支配力が弱まり、幕府に対しても不満が出てくる。

上記に書いたことはほんの一例ですが、このように用語をまずしっかりと覚えた上で、その用語を活用して、自分の頭の中で歴史の流れをイメージ出来るようになることが大切です。
友達同士で「○○時代説明してみて!」など、歴史の流れをお互いに伝え合うと楽しく覚えられるので、ぜひ試してみて下さい!

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歴史はキーワードで繋げよう!

個別指導塾の学習空間 神奈川エリア 大井松田&厚木東教室の小林です。歴史なかなか覚えられない。。キライって良く聞きます。。。
私も生徒にノートを作る方法指導したり、暗記の方法を変えたりといろいろ指導してきたのですが
、どうにもやり切れないな、覚えきれないなと思っていました。改めてなんで歴史嫌いが発生するんだろうと。。
1つ思ったのが、覚えることが長すぎるのではないかと。

よく目につくのが、まとめたりする時に長文ないしは、ある程度の長い文になってしまうことです。
例:徳川吉宗…享保の改革を行い、財政難に苦しんでいた幕府は一時的に立ち直る。公事方御定書を定め、庶民の意見を聞く目安箱を設置する。

これを丸ごと覚えるのは、なかなか大変な作業です。また歴史(社会)はテスト範囲が広く、覚える数が多すぎて大変ですよね。

これを一つ一つの負担を減らし、インプットを効率良くしようとたのがこのキーワード暗記法です。
私は、歴史の暗記はメインで時代(年号)・出来事・誰が関わったか。補足で関連する出来事とインププットできいれば、あとは問題をしっかり読めば定期試験はできると思っています。
これをキーワードで繋げてしまうのです。

先ほどの例と比較すると:江戸時代 徳川吉宗 といえば 享保の改革 といえば 上げ米の制 公事方御定書 目安箱
とまとめます。(チェックする時なども~といえば、と聞きます)
一見これだけで大丈夫なの?と思うかもしれませんが、問題で享保の改革がキーワードででてきて、そこから「庶民の意見」というキーワードがでれば目安箱ですし、「参勤交代の代わり」といえば上げ米の制、「裁判・法律」というキーワードがでれば公事方御定書です。
キーワードで覚えて、問題をよく読めば案外できてしまうんです(笑)

他の例は:1232年 鎌倉時代の武士の法律 といえば 御成敗式目 誰が? 北条泰時
みたいに結構簡単ですよね?中学校や中堅高校くらいまでの定期試験であれば情報量も十分確保できると思います!

このキーワード法を大井松田教室の3年生が歴史(明治維新~第2次世界大戦終了)でしたのでやってみました。
みんながんばってくれて、歴史になってしまうとどうしても平均点とれない生徒が初めて平均点とったりしました!!

歴史でノートまとめや、覚えるのに苦戦している生徒さんに是非試してもらえるといいなぁと思っています!!

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時代の流れ

個別指導の学習空間 山梨エリア 韮崎・富士吉田教室の松永です。

今回は歴史について書きたいと思います。

日本の歴史は旧石器時代から始まり縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安→鎌倉→室町(戦国)→安土桃山→江戸→明治→大正→昭和→平成という時代に大きく分かれています。
歴史の苦手な子はこういった時代の流れがよくわかっていない事が多いです。
そこでまずは時代の整理から始めてみましょう。
理由なく新しい時代が始まることはないですし、また終わることもありません。
各時代にはそれぞれ「なぜ始まったのか」「なぜ終わったのか」理由があります。

例えば江戸時代から明治時代の流れで考えてみます・・・
江戸時代は徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利、その後征夷大将軍に任命されて江戸に幕府が開かれた1603年から始まります。
それから江戸時代は265年間続き、そして1867年に徳川慶喜によって政権が朝廷に返還されることで終わります。
その後明治天皇の王政復古の大号令によって明治時代が始まります。

このように時代の変化には大きな理由があります。
同様に他の時代でも時代が変わるのには大きな出来事や理由があります。
このポイントをまずは押さえましょう。

まだ各時代が整理できていない人はこういったことから初めてみると今後の歴史の勉強がスムーズにいくと思います。
最初のうちはそれを覚えるだけで大変ですが、歴史全体の流れを把握することは本当に重要なことです。
また始まりと終わりの年号についても大切なところなので覚えていきましょう。歴史マスターに近づければと思います☆

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歴史の勉強法

個別指導の学習空間 山梨エリア 韮崎・富士吉田教室の松永です。

今回は社会の歴史の勉強法について書かせて頂きます。

よく教科書の文章中には太字で重要な事が書いてあります。そこでよく勘違いされるのが、「太字の部分は重要だからそこの部分をしっかり覚える」ということです。確かに太字で書かれている部分は重要な語句であり、テストで聞かれることが多いです。しかしその太字の部分をなんとなく覚えているだけでは意味がありません。歴史において実際のテストでも「この人物は誰ですか」や「この事件は何ですか」など聞かれることがあると思います。しかしそのものだけを覚えていても入試など難易度が高いテストでは点数を取ることは難しくなります。そこで大切なのは「この人物が何をしたのか」、「この出来事はこういった経緯で起きた」ということです。

例を挙げると
江戸時代に行われた有名な改革の一つに徳川吉宗が行った享保の改革というのがあります。ここでは享保の改革が太字だと考えてください。
これを『徳川吉宗は享保の改革を行った』とだけ覚えていても中々点数には結びつきません。やはり重要なのはその改革の中で何が行われたのかという中身の部分です。
時代背景
・改革を行ったのは幕府の財政が悪化したため
改革の中身
・目安箱を設置し庶民から意見を募った。
・公事方御定書(裁判の基準)を制定した。
飽く迄これは例でありますが、一つの出来事だけでこれだけのものが含まれていることがわかります。これは中学の範囲ですが高校の日本史ではもっと中身が増えます(上米の制、足高の制etc…)。このように太字になるような重要な語句には色々なものが含まれています。太字同士の関連を考えて頭の中で結びつけるということも必要です。そして普段の勉強から太字に限らず『何故?どうして?』と疑問を持ち、そこはテストで聞かれるかもしれないという意識をしながら勉強を進めていってください
参考になればと思います☆

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オリジナル年表を作ろう!

個別指導の学習空間 山梨エリア 敷島・昭和田富教室の野田です。

今回は歴史の覚え方について書きたいと思います。
皆さんはどうやって暗記していますか?問題だけ解いているだけでは覚えるのも大変だと思います。

私が中学生の時に使っていた方法は、自分なりの年表を作るということです。
まずノートを縦半分に線を引き、日本の出来事・世界の出来事に分けます。
そして、日本の出来事を年代順に書いていきます。その横に、同じ時代に起きた世界の出来事を書いていきましょう。
このように日本と世界を分けて、横に書くことで日本であった出来事の時に、世界ではどういったことが起きていたのかより理解しやすくなります。

例えば、日本に稲作が大陸から伝わり、生産経済が出来つつあった時代に、ヨーロッパではマケドニアの王、アレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)が東方遠征をして、領土をインドまで広げていました。そのインドではシャカ(ガウタマ・シッダールタ)が仏教を開きました。
逆に、18世紀にイギリスで産業革命が起き、飛躍的に生産性が上がり出していた時代に、日本では、江戸時代中期、徳川吉宗により享保の改革を進め、財政復興を目指していました。

このように、見たり、聞いたり、知っていたりする出来事に関連付けてさらに他の歴史も覚えていく方法です。
高校では、日本史と世界史が分かれてしまうので難しいですが、世界史では国ごとに分けて年表を作ってみるのもいいと思います。
私は作って覚えていました♪
年表を作るのに時間がかかってしまうかもしれませんが、歴史というものはそれだけ奥深いという事です。
ぜひこの方法を試してみて下さいね。

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中学社会/歴史

個別指導の学習空間 埼玉エリア 川越南・入間藤沢教室の木原です。

今回は社会の勉強方法について話そうかと思います。 今まで学習空間の各先生方が話していてくれているように、歴史は整理整頓がとても大事です。 そのためのノート作りもお勧めしていますね。 そのノート作りに「流れ」について書き留めていくことを今回はお勧めします。

たとえば、古墳時代の人々はなぜ大きなお墓を建てたのでしょう? 時代は変わって、なぜ江戸幕府の最後の将軍徳川慶喜は大政奉還したのでしょう? 他の時代に移っても、色々な争いがあったり、法律が作られたりしてますよね。 それぞれの事柄がどうして必要だったのでしょう? 歴史は人が行ったことを学ぶものです。そのため、必ず「理由」があります。 その理由を繋げながらまとめていくことで、その時代の「流れ」を理解することに繋がります。 これをまとめていくと、頭の中が整理整頓されますよ。 ではこれを調べるにはどうしたらいいでしょう? ①教科書から各時代の重要だと思う事柄を抜き出していく。 ②その事柄について理由を調べて記載する。 ③その事柄同士がどのように結び付いているのか→を使って流れを書いていく。 一例を挙げますと、こんな感じです。  ☆元寇とは?→当時の中国を治めていた国名が「元」            その「元」が日本に攻めてきた!                   ↓            「元」は強かったけど、2回とも暴風雨のために撤退。→文永・弘安の役                   ↓            鎌倉幕府は「元」を追い返す戦いのために、お金を大量に使った。                   ↓            でも、戦利品が何もない!!そりゃそうだ(笑)                   ↓            御家人に対して恩賞を出すことができなくなった。                   ↓            御家人の心が幕府から離れていく                   ↓  ☆永仁の徳政令→御家人の借金を帳消しにするという幕府が出した命令。              御家人との御恩=奉公の関係を保ちたかった。

どうでしょう?徳政令ってなんだっけと覚えるよりも頭に入りやすくないですか? このようになぜ、その出来事が起きたのかをキーワードに歴史の流れを掴んでいきましょう!

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