個別指導の学習空間 山梨エリア 甲府西教室の河手です。
今回紹介する生徒は現在中学2年生のH君です。
H君は小学6年の5月に入塾しました。
勉強そのものは嫌いではない。
しかし目標がいま一つ定まっていない生徒でした。
そんなこともあり、中学入学後もどの科目も提出物はしっかり出すけれど、どの科目も平均的といった成績でした。
2年生になり、私の方から圧倒的な得意科目を一つ創ろうと提案したところ、H君から数学でという言葉が聞けました。
目標を立てる前から、数学に関して教室で指導していたことは、シンプルに「言葉の意味にこだわること。ルールは確実に覚えること。文の読み方」の3つでした。
目標が定まってからは、さらに「1回目の正解率」というキーワードを何度も何度もH君に伝えて、問題演習を徹底しました。
「1回目の正解率」。その心は「テストでは見直しで点数が拾える可能性は高くない。だから1回目に答案用紙に書いた解答がそのまま得点になる。つまり1回目が総てである。」ということです。
それ以降、H君の問題に取り組む姿勢に、今まで以上に前向きな緊張感が加わっていきました。
ミスが無ければ出来るのだから、ミスなくやろうと普段からの学習の意識を変わっていったのです。
結果として定期テスト、学力テストともに数学に関しては平均点よりも30点は高い得点で推移しています。
H君を通して、改めて思うことは、目標設定の大切さと普段の意識を変えていくことが結果に直結するということです。
学習空間の理念は生徒を育てることです。
目標が最初からはっりきりしている方もいれば、そうでない方もいると思います。
しかし、講師との関わりの中で先につなぐ何かをつかめるかもしれません。
講師一同、一期一会の気持ちでお待ちしております。