個別指導塾の学習空間、坂戸西教室&北本教室の桑折 義人です!
今回は現在高校1年生のある卒業生についてのお話です。
その生徒が入塾したのは中学2年生の夏ごろ。
もともと勉強は苦手ではなく、成績も上位の生徒でした。
部活や気持ち的な関係で1.5時間の2教科指導での入塾となり、家庭での学習習慣がついていなかった分、1.5時間でも最初は本当に大変そうでした。
それでもやるべきメニューはしっかりやり切り、勉強内容が難しくなっていっても後れを取ることなくよく頑張ってくれていました。
人見知りな性格もあり最初は勉強以外の話はほとんどなく、寡黙に真面目にコツコツと、といった印象でしたが、少しずついろいろな話をしてくれるようになり、同じ教室内で学習している中学3年生たちが本格的に入試モードになった冬~入試の終わる春ごろにかけて、志望校についてよく話すようになりました。
彼女の志望校は県内屈指の難関校であり、倍率も高い人気校。それでもその学校に行きたい!と、受験学年になってからはコースもアップし、模試の結果を一緒に分析しながら得意教科を考慮しながら、どのように学習を進めてどのように得点を狙っていくか綿密に作戦を立てていきました。
正直、道のりはなかなか困難ではありました。合格圏には届いたものの安全圏には届き切らず、不安と焦りから心配になるほどやつれてしまい、弱音をはいてしまったり精神的に非常に不安定な時期がしばらく続き。。。
励ましながら、何度も折れそうになりながらも、ずっと行きたかった志望校だけは譲れないと必死に踏ん張っていました。そんな彼女が覚醒し始めたのは、12月になり、すべて5で埋め尽くされた通知表を見た時からだったと思います。来塾したときにとてもうれしそうに報告してくれて、自信もつき、その結果、その後の冬期講習からこれまでの頑張りがあらわれるようになっていったのです。少し高めに設定していた目標点を、過去問でも、1月2月の直前講習で使用した入試予想問題でも超えていき、最終的には30点以上も上回る結果を出してくれました。どんどん上がる点数に本人も少し戸惑っていましたが、ずっと不安に押しつぶされそうだった彼女の表情がとても頼もしいものにかわり、入試本番も勢いそのまま臨むことができました。
入試が終わり、合格発表の日、とても晴れやかな顔で「合格しました!」と報告に来てくれた時は「だから受かるって言ったでしょ!」などと言いましたが、本当にうれしく思いました。
絶対に行きたい、この志望校だけは譲れない、と最後まで諦めずに勝ち取った合格。
その生徒は今、全力で高校生活を謳歌しているそうです。
諦めるなんてもったいない。かなえたい目標があるのなら、ギリギリまで全力で取り組んで、一緒に意地でも勝ち取りましょう!
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