2019年 10月 の投稿一覧

単語を覚えれば

個別指導の学習空間 千葉エリア八千代台教室・習志野藤崎教室の高橋です。

数年前のことですが、英語の成績が54点から87点まで上がったTさんの話です。Tさんはもともとこの塾に通ってくれていた生徒の友達です。紹介で入ってきたのです。勉強は得意でも不得意でもなく、ただやり方がわからなくていつも思ったほど点数が取れない、特に英語が。早速、課題を渡してやってもらいました。課題プリントには文法的な説明は十分に書かれています。Tさんもそのプリントを丁寧に読み込んでいる様子。でも、実際に問題を解いてみると、思ったほど正解できない。

そこで、私はまずTさんに400語程度の英単語を覚えるように指示しました。いままで文法プリントをやっていた生徒が「文法プリントはやめてまずは英単語を覚えろ」と言われたわけですからTさんの落胆ぶりは結構なものだったでしょう。でも、これは誰もが通らなくてはいけない道です。なぜなら、400語程度の単語力がないのであれば、文法書が読めないからです(なお、動詞の変化形もこの語数には含まれています)。文法書には当然英語の例文がたくさん載っています。その例文を使って文法を解説するのに、単語力が足りなくて例文が読めない。ならば当然、文法解説も読めない、ということです。例えば、「受け身の文ではbe動詞と動詞の過去分詞を使う」という説明をするために

This car is made in Japan.

という例文を使ったとしましょう。十分な単語力がない生徒は、made が make の過去分詞であることを知りません。この made を過去形だと勘違いしてしまう生徒は大変多いです。とすると生徒の脳内では「be動詞と過去分詞を使うって書いてあるけど、過去分詞ってよくわかんないや。あ、過去形のことか!!」と誤った文法知識が身についてしまいます。

と以上のようなことを生徒に説明したうえで実際に単語の暗記に力を入れてもらいました。すると、いままで一時間以上かかっていた英語の文法プリントが45分で終わるようになりました。それだけではありません。最初は「このプリント難しいから嫌!!」といってたのが「ちゃんと読んでみると結構わかりやすい。次のも出して!」になったのです。最終的には「英語って結構面白い」になりました。感動です。ただ単語を覚えただけで、こんなに取り組み方が変わります。最終的にこの生徒は志望校に成績優秀者として合格、進学コースへ入学しました。くりかえします。きっかけは単語を覚えただけです。それが勉強の取り組み方を大きく変え、自分の人生を大きく変えたのです。

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「時間」と「考えること」

個別指導塾の学習空間、群馬県央エリア高崎飯塚、高崎筑縄教室の高橋です!

最近生徒指導をおこなう中で、私自身学生のときにどのように勉強して
いたか考えることがあります。勉強法は人それぞれあり正解、不正解は
ありません。今回は私が実践していた勉強法を紹介していと思います。

1つ目に、「50分勉強法」です!はじめにこの50分で何をするのか
決めます。そして50分集中して勉強、10分しっかり休憩を
繰り返します。私の場合3回分の目標を決めて実践していたので
これで約3時間は勉強できたことになりますね。

ここで大切なのは決められた時間で行うことです。多くの高校入試では
試験時間が50分です。日頃から50分を意識し体にその感覚を身につけて
いるか、いないかでは大きな違いがあります。また、単元により理解する
までにどのくらい時間がかかるのか把握することができます。定期試験対策
でも入試対策でも時間をかけるべき単元を少しずつ理解していくことは大切
です。無理のない目標を立ててみてください。達成感と気づいたらまとまっ
た時間勉強できますよ!!

2つ目に「自作問題作成勉強法」です!ある程度その単元の内容が理解できたら
オリジナルの問題を作成していました。問題集等の問題を写すのではなく自分の
言葉で問題をつくりましょう。つまり、難しい長い文章で問題をつくる必要は
ありません。自分の言葉でつくることは少なからず「考える」時間が増えること
になります。小さなことから考えるクセをつけていくことも点数UPのカギにな
ると思います。私はこの勉強法で受け身にならない勉強を学びました。
オススメです!!

今後も時に生徒に勉強法を伝え、時に生徒から勉強法を教わり一緒にレベルアップ
していきたいと思います。頑張りましょうね!

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なぜ?が大事

学習空間南足柄教室・小田原東教室の高橋です。
今回の成績UP事例は今年の3月に無事第一志望の高校に卒業したA君のお話です。

A君が入塾したのは中学に進学したタイミングでした。勉強が苦手な生徒ではありませんでしたが自ら進んで勉強をしよう!というタイプではありませんでした。定期テストの点数も500点満点のテストで300点前後(平均ちょっと上くらい)でした。

しかし、中学2年の学年末試験で400点を突破。その後、3年生では426点まで成績UPを果たしました。

そんなA君に私が言い続けてきたのは「とにかく、なぜ?にこだわる事」でした。例えば社会の問題を解いている時に、「GHQが農地改革を行った」とA君が覚えていたら、「何で農地改革を行ったのか?」と質問するようにしました。(答えが気になる生徒さんはお近くの学習空間の先生に聞いてみましょう!)

他の科目も同じ様に、「なぜ解の公式を使うのか?」、「なぜ酸性になるのか?」とA君に質問したのを昨日のように覚えています(笑)

そしてだんだんA君の方からも「先生、この問題は○○だから△△なんですか?」といった質問が来るようになりました。こうやって理由や理屈まで答えられるようになったA君はテストでも記述問題や応用問題の答えることができ、成績UPを果たせたのだと思います。

理由や理屈を理解する事はとても大変ですが、勉強においては欠かせません。最近の定期試験でも記述式の問題が増えてきており、単純に「A=B」という知識では得点出来ない問題も増えています。ぜひ「なぜ?」にこだわって勉強してみてはどうでしょうか?

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知っていることに置換えてみよう!

個別指導の学習空間 札幌エリア 新琴似・あいの里教室の関根です。

突然ですが、問題です。
次の数のうち自然数を答えてください。
-0.1 ,1 ,5 ,3 ,0 ,-2 ,+4 ,2.8

正解は左から、1 ,5 ,3 ,+4 です。

これは中学1年生の最初の頃に数学で登場する内容で、
自然数とは正の整数のことを指します。
ここで意外と間違い易いのが、
自然数の中に0を入れてしまう人が非常に多いということです。
0は-(マイナス)の符号がついていないので正の整数の仲間と勘違いしてしまい、
自然数に含めてしまう人が結構いるんです。
そんな時私は生徒たちにこんなことを聞いています。
「小さい頃お風呂に入った時に、お母さんから10数えたら上がっていいよって言われたことない?」
大抵の生徒はあると答えます。
じゃあ、その時どんな風に数えてた?と聞くと、
「い~ち、に~い、さ~ん、し~い…って…」
と答えてくれます。
そうなんです、普通ものを数える時には1から数え始めますよね。
「ぜ~ろ、い~ち…」と0から数え始めるなんてことはしません。
だって何も無いものを数えたりしませんから。
つまり、ものを数える時に0から数え始めることは不自然な行為なんです。
だから0は自然数には含まれないんですね。

建物の階数もそうですよね。
1階、2階、3階…とあって、
地下1階(B1)、地下2階(B2)…と数えますね。
0階ってないですよね。
だから数学史上、0の発見というのは遅れているんですねぇ。
それまで0という概念がなかったんです。

公式や定理も突然誰かが勝手に決めたものではなく、これまで皆さんが持っていた知識を押し広げて考えていった結果から生まれたものです。

先程の自然数のお話はあくまで一例ですが、難しい問題でも元々自分の知っている類似した事柄に置き換えて考えてみると、あれ?意外と簡単じゃん!って思えることが多くあります。
そして身近な事に関連付けて覚えていくと意外と忘れません!
そう考えると少し取っつき易くなりませんか?
是非試してみてはいかがでしょうか!

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当たり前のことを当たり前にやることの大切さ

個別指導塾の学習空間,高崎筑縄,前橋大島教室の清水です!

最近教室指導に入ると,どの生徒もひたむきに目の前の課題に打ち込む姿が見られます。

D君もその一人です。D君が入塾してきたのは2年生の春。英語が30点代の生徒でした。週末には試合が多く,朝練もある為,入塾当初はうとうとしてなかなか課題が進まないこともあり,進んだとしても何も意識せず,ただ淡々と解いているだけの日々が続きました。1学期の期末テストでは全く成績が変わらず,抜本的に対策を練ることになりました。

まずはテストの分析から始めました。英語に関しては,語句の並べ替え問題が5問出題,文法問題は概ね教科書本文とワークから,長文問題は教科書本文から1題出る為,まずはそこをしっかりやること,夏休み期間中に文法を徹底的に復習することから始めました。学校ワーク,語順トレーニングをとにかく反復し,怪しい時には文法トレペを挟みました。

手応えを感じ始めたのは2学期中間テスト。30点代だった英語の点数は50点代になり,D君も口にはあまり出さないながらも,少しずつ点数を上げる感覚をつかんできたようでした。2学期期末テストでは英語70点代になり,3年生の1学期期末テストではあと一歩で80点のところまで来ました。

D君の学習に対する意識が変わり始めたのは部活引退の少し前。「僕,工業高校に入ってこういうことをやってみたいんです!」D君が投げた迷いのない力強いストレートを,私は真正面から受け止めました。そのころからD君の顔つき,言葉づかいが変わり,きちんと1つ1つの意味を考えながら課題に取り組むようになりました。

D君は特別なことをやった訳ではありません。今自分の目の前にある1つ1つの当たり前のことを,コツコツひたむきにやってきた成果です。D君の学校の生徒も多く入塾してくれ,お互いがライバル意識を持ち,切磋琢磨して勉学に励んでいます。

私も入試に向け,D君はじめ目の前の生徒を全力でサポートしていきます!!!

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間違えた問題は宝物!!

間違えた問題は宝物!!

個別指導塾の学習空間 愛知エリア みよし教室・豊田朝日教室の杉田です。

普段勉強をしていく中で、教科書や学校のワーク、また塾の教材や市販の教材などを
使って勉強をしていくことが多いと思いますが、みなさんは間違えた問題をどうしていますか?

一番よくないのは間違えたままやり直しもせず放置することですよね。
これは当然ですよね。

間違えた問題をその場で解き直す。
自力で解き直せない場合は先生や友達に聞いたり、塾の先生に聞いたりする。
そして、理解して納得する。

もしかしたらこのプロセスを経て、満足して終わっていませんか?

1週間、2週間の時が経過して・・・・・
みなさんは自力で間違えた問題を再度解き、正解することができますか?

解ける問題もあるかもしれませんが、時間が経過してしまうとやり方や用語を
忘れてしまい、また不正解になってしまうことが多いのではないでしょうか?

それでは、どうすれば良いのか???

私の意見としては、間違えた問題は「繰り返し練習して習得すること」以外に解決の道はないかと思います。

そこで大切になってくるのが間違えた問題を自分の弱点として認識し、それを宝物のように扱うことかと思います。

間違えた(苦手な)問題を繰り返し解くことで自分の弱点が補強され、テストの点数にも反映してくるのではないかと思います。

問題を間違えると面倒にになったり、嫌になったりテンションが下がることも多いかと思います。

そんな時には、「間違えた問題は宝物!!」という言葉を少しでも思い出して下さい。

その宝物を大切にして勉強に励んで下さい!!

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苦手科目が得意科目になるとき

個別指導の学習空間 千葉エリア八千代台教室・習志野藤崎教室の高橋です。

今回は歴史の勉強について、ある生徒の実例をもとにお話ししていきたいと思います。この生徒Sさんは1年ほど前、歴史の点数が40点から73点まで上がりました。本人曰く、「歴史という科目は暗記事項の羅列でどうしても受け付けない」とのこと。たしかに、ワークや教科書を読んでいるだけだとそう思っても不思議じゃありませんよね。そんな生徒に歴史の授業をしていた時の事、「先生、昔の事なんて学んでどうするんですか」と素朴な質問が来ました。私の答えはこうです。「人間というのは面白くて、特定の条件がそろうと、どこの国の人でもやる事は大体一緒なんだよ。歴史の勉強は、人間はこういう条件がそろうとこういう行動を起こす、という一種の行動パターンを学ぶことだ」と。

国が混乱していて、どうにもまとめられない時、どうすればまとめられるか。答えは、外部に敵を作ればいい。です。関東大震災に襲われたとき、日本人は大切な人を亡くしたり、職を失ったり、多大な借金を抱えたり、とにかく大変でした。皆自暴自棄になり、日本はめちゃくちゃです。結果はどうなったか。朝鮮人の虐殺事件です。「俺たちは日本人だ。あいつらは違う。」自暴自棄になった人間は、こんな排他的なアイデンティティーにすら安心感を見出してしまうのです。
同じことがドイツでも起こりました。第一次世界大戦、決して返すことのできない多大な賠償金を背負ったドイツは、まもなく訪れる世界恐慌のあおりを受けて大混乱。失業者にあふれ、経済がマヒ、貨幣の価値が下落し、パン一個が100億円というような事態に陥ります。ここで一人の男が、敵を作り出し、ドイツをまとめ上げます。ご存じ、ヒトラーによるユダヤ人虐殺です。ここでも「我々は優れたドイツ民族。ほかのやつらとは違う」。ドイツ人は歪んだ自尊心にすがらずにはいられなかったのです。

ね。そっくりでしょ。と話してみると、Sさんは目からうろこだったようで、以降歴史が得意科目になるまでさほど時間はかかりませんでした。暗記科目はそれだけではつまらないですが、逆にその背後にある「因果関係」をは知ると一気にすべてがつながります。そんなSさんは現在、大学受験で史学科を目指しているとのことです。

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