2019年 6月 の投稿一覧

熱意を持つ

個別指導塾の学習空間、富士吉田教室・都留教室の大江です。

今回は、2年前に指導した生徒について書かせて頂こうと思います。

初めて彼女と会ったのは、講師交代で教室に行った日でした。
最初は皆、初めて会う先生にある種の警戒(?)をしているのか、少しよそよそしい感じでしたが、時間が経つにつれ自然と笑ったり相談したりできる間柄になりました。
しかし、そんな中、彼女だけは常に壁を作っている感じで、時には取り付く島もない様子でした。後から分かったことですが、一種の男性恐怖症で、どう接すれば良いか分からなかったようでした。
元来、能天気な私は、単純に彼女のことを人見知りが激しい内気な子だけだと思い込んでいました。だから、当然どんなに話しかけても関係が改善する訳もなく、「結構強情なやつだな」ととんちんかんなことを考えていました。

そんな時、親御様と話す機会があり、事実を知りました。
性転換するわけにもいかないので、色々考えた結果、彼女に「俺は男ではない、先生だ」と今考えても意味不明なことを言った記憶があります。
最初はポカンとしていた彼女でしたが、しつこく言い続けると次第に打ち解けて話をしてくれるようになりました。

そして、話をする中で、彼女が勉強面でどこが苦手なのか、将来何をしたいのか、こちらが把握していたと思っていたこととは、全く違うことを彼女が悩み、考えていたことが分かりました。
ただ、それが明確に分かった時には高3の秋になっていたので、そこからでも手が打てるところを、本人・親御様と話して計画を練っていきました。
具体的には、それまでは苦手な日本史や数学を中心にやっていたところを、完全に数学を捨てて小論文に力を入れることにしました。
本来は小論文は短時間で力が付き、結果のでるものではありませんが、彼女は毎日塾で0時近くまで残って頑張ってくれました。
その結果、短期間で信じられないぐらい良い文章を書けるようになりました。
そして、彼女は無事に第一志望の大学に入学できました。

本来、そんな遅い時間まで付き合うと、こちらも疲れてきたりするものですが、当時は何の疲労感も感じませんでした。
考えてみると、彼女の熱意に押されて、こちらも良い意味で乗せられていたんだと思います。

そこで分かったことは、どんなことにも熱意をもってやれば必ず、周りにそれが波及し、良い結果がついてくるということです。
私も熱意をもって話したからこそ、彼女の心を開けたのかもしれません。

今後、皆さんの中には受験やそれ以外でも大きな壁にぶつかることがあるかもしれませんが、乗り越えたいと思ったとき、熱意をもって取り組んでみてください。
きっと想像以上に新しい道が切り開かれると思います。

山梨の塾なら個別指導の学習空間

自分の理想をイメージしよう。

個別指導塾の学習空間 東京多摩北エリア 青梅東教室の谷中です。

実際に僕が見てきた生徒の中で、
「定期テストで5科で100点くらいしか取れなくて…」
って感じの生徒がいました。

その生徒はずっと柔道をやっていたらしく、勉強をサボってきた人でしたね。

入塾して来た当初は集中力も30分と保たず、漢字・計算・暗記など基礎的な勉強でとても苦労していました。ただ、彼には、ツラいことでも継続できる「忍耐力」と、自分を向上させたいという「意志」を持っていました。

毎回の授業後に僕に質問に来て、わからないところがなくなるまで質問攻めにして来たり、単語テストは満点を取れないと本気で悔しがり、周りに負けないと勉強をして、そこまでやって来たか!ってレベルまで頑張ってました。

結果どうなったと思いますか?

頑張り始めて2回目のテストで5科の点数が350点を超え、
数学に関しては88点まで取れるようになりました。

本人になんでそこまで頑張れたかを聞くと、

「今まではどうせやっても無理だから」と思っていたそうです。
でも、勇気を出して踏み出してみると、「あれ?以外とできる?!そんなに難しくはないぞ」
と感じたとのことでした。
あと、もう一言。
「勉強は誰の為でもなく、自分の為にやるモノって気付いた」ことが一番大きいそうです。

まとめます。

わからないをそのままにしない人+ガッツがある人、そして自分の理想をちゃんと持っている人。

このような生徒は必ず伸びます。

成績なんてものは、本当に急に伸びるものです。

最後まで諦めず頑張ってください♪( ´▽`)

笑顔で楽しい明日が来ますように。

東京多摩の塾なら個別指導の学習空間

スキマ時間を使おう!

個別指導塾の学習空間 山梨エリア 甲府東教室&学習空間プラス担当の伊藤です。

突然ですが、「勉強するための時間が足りない!」と思ったことはありませんか?
部活や学校行事、友達との約束…忙しい日々の中で、まとまった勉強時間を確保するのって意外と難しいですよね。
そんなみなさんにおすすめしたいのが、「スキマ時間勉強」です!
スキマ時間とはトイレの時間や授業の合間の時間など、生活の中で生まれる5~15分ほどの時間のこと。このスキマ時間、一回一回は短いですが合計するとかなりの時間になります。つまり、スキマ時間を利用して勉強することで、毎日の勉強時間がきちんと確保できちゃうわけです!
今回は5つのスキマ時間について、実際に学習空間の生徒にもおすすめしている勉強法を紹介したいと思います。

① トイレの時間
トイレ中、ただじっと座っているのはなんだかもったいないですよね。この時間を有効活用するために、トイレの壁に英単語や古典単語、数学の公式など、自分が暗記したいことを書いた紙を貼ってみてください。トイレは一日に何度も利用する場所なので、自然と内容を暗記することができると思います。
② 身支度の時間
髪を乾かしたり、歯を磨いたり、朝の身支度の時間も立派なスキマ時間になります。この時間は手がふさがってしまっているので、英語のリスニングをおすすめします。リスニングに苦手意識を持っている学生さんは多いはず。毎日継続して英語を聞き、耳を慣らしていきましょう!最近は携帯のアプリやYouTubeなどで簡単にリスニング用教材を見つけることができるので、ぜひ活用してみてください。
③ 通学中
電車通学の皆さんは単語帳や参考書、動画などで勉強することができますが、徒歩や自転車で通学しているみなさんはなかなか難しいですよね。そこで、何か一つテーマを決め、それについて頭の中で説明をしてみる、という方法をおすすめします。例えば、「織田信長」というテーマについて、どんな時代に生き、どんなことをした人物なのか自分の言葉で説明する、という感じです。“必ず5つ以上の情報でテーマを説明する”など、条件を付けてやってみると良いと思います。
④ 授業と授業の合間
授業の間の10分休みは、友達と一緒にスキマ勉強!授業の内容について話をする、お互いに問題を出し合うなど、楽しみながら勉強する時間にしましょう。また、人に教えることで自分の理解度も深まるので、わからない問題を教え合うのも良いですね。
⑤ 就寝前
人間の記憶は寝ている間に脳内で整理され、定着していきます。そのため寝る前の時間にその日学んだ内容を復習すると、ぐっと記憶の定着率が上がるのです。教科書やノートを見返すのももちろん良いですし、授業内容を思い出すだけでも効果があると思います。

「スキマ時間勉強」は5~15分ほどの短い時間なので集中力が続きやすく、また、机に向かう必要がないため気軽に始められます。まずは一日の中にどんなスキマ時間があるか、自分の生活を振り返って書き出してみましょう!今回例に挙げた5つ以外にもたくさん見つかるはずです。
無駄になってしまっているみなさんのスキマ時間、ぜひ有効活用してみてください!

山梨の塾なら個別指導の学習空間

大切なことは「思いやり」

個別指導塾の学習空間 神奈川エリア 秦野西教室・伊勢原教室の石原です。

「思いやり」というのは、自分以外の立場になって親身になって考えることを言います。
このタイトルを読んで、話の内容が道徳的な何かだと思うかもしれませんが、そのようなものではありません。
しかし、勉強において「思いやりの心」はとても大切なのです!!
どうして大切なのか、テストに向けた勉強で考えてみましょう。

学校の先生は、学校の授業の内容を理解することができたのか、復習をしっかり行っているのかを確認する機会として中間テストや期末テストを行っています。
皆さん自身が、日々勉強して内容を覚えることができたのかを確認することができるのは、時々行われる漢字の小テストや英単語のテストぐらいで、そのような機会を除けば定期テストだけになってしまいます。
となると、一年間で確認できるのは5回もしくは4回ということになってしまいます。
テスト前に不安な気持ちになるのは、このような確認の機会が少ないからなのです。
では、テスト前に不安な気持ちにならないようにするためには、どうしたらいいのでしょうか?

「テスト前は、一人で集中して勉強する」と多くの生徒さんは考えるのではないでしょうか?
もちろん、正しいことだと思いますよ。
一人で行うことは、濃い時間を過ごすことができるからです。
ですが、「集中して」というのはどうでしょうか?
集中力の限界時間は大人でも1時間半程度といわれています。
中学生・高校生は50分だそうですよ。
もう一つ、一人で勉強していると不安な気持ちにはなりませんか?
しっかり覚えられたのか、テストで点数が取れるのか不安になりませんか?
私は、「テスト前は、一人で集中して勉強する」よりも「テスト前は、誰かと会話しながら教えあう」これが一番だと思います。

一緒に勉強する仲間がいれば励ましあうこともできます。
「勉強しているのは、自分だけではないんだ」と目で見て確認できれば、「あの子も頑張っているのだから頑張ろう」と思えますよね。
さらに、自分が分からないものを教えてもらったり、相手が分からないところを教えてあげたりすることで勉強は一番身に付きます。

ここで、「思いやりの心」が重要になってきます。
自分が誰かに教えてもらうとき、知りたいのは解答ではなく、数学であれば途中式であったり、社会や理科の記述であれば書き方といった「解くための方法」が知りたいのではないでしょうか?
もし解答が分かっても、少し聞き方が変われば分からないという状況になってしまうからです。
これを防ぐためには、教える側が「どうしてそうなるの?」という質問に答えられなければなりません。
その為に、
・相手がどのような言い方であれば納得するのか?
・言葉だけで理解ができないのであれば図を書いてみるのはどうか?
・どんなところから分からないのか?
・色ペンを使いわけてみるのはどうか?
などなど相手の立場になって分からない問題を考える必要があります。
こうしたことは、問題を深く理解しようとし、相手に伝えるために工夫することになります。
その結果、相手に伝えられることができれば、その問題を自分のものにすることができたといえるのではありませんか?
だからこそ、「思いやりの心」が勉強において大切なのです!!

では、教えてもらう方はどうすればいいのでしょうか?
まずは、相手に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
そのうえで、教えてもらったことを自分なりに考えてみましょう。
一つの問題であっても、二人で考えることは決して無駄なことではありません。

大切なことは「思いやりの心」であるというのが、少しは伝えることができたでしょうか?
もしも、まだ伝わっていない方がいるのであれば、私自身「思いやりの心」がまだ身についていないのかもしれません。
これからも「思いやりの心」を第一に考えていきたいと思います。
読んでいただきまして、ありがとうございました。

神奈川の塾なら個別指導の学習空間

明るく前向きに

個別指導塾の学習空間 北海道旭川エリア 旭川東光教室の渡邉です。

今回ご紹介する生徒は、
中学3年生の夏に入塾しました。
吹奏楽部に所属する女の子です。
部活動との両立を心がけ取り組むものの、
なかなか成績に反映されず入塾してきました。
志望校も手の届きそうにない状況でした。

彼女の強みは、持ち前の明るさです。
失敗してもめげず、
むしろ失敗から学び、
抜け出すことを楽しんでいるかのようでした。
学習空間の学びの基本、
「ミスしたところをしっかりと復習し、次にその問題に出会った時には確実に正解にする!」
その学習がすぐにフィットしました。
日々のカリキュラムも順調にこなし、
あとは結果を出すだけとなりました。

しかし、
今までの蓄積が不十分であった為、
9月の学力テストでは
目標点172点(300点満点)に対し、119点…。
50点も下回る結果でした。
取り組む姿勢は十分、
やり方もばっちり、
結果に表れない…。
それでも明るさでそれを跳ね除けました!
1か月に10点ずつあげていこう!

理科や社会はうろ覚えを解消する、
国語や英語は長文に読み慣れる、
数学は取れる問題を確実に得点する。
ごく当たり前のことを当たり前に、
地道に取り組む姿勢を貫き始めました。
その頃ちょうど部活動も引退、
早い時間から通塾できるようになり、
学習環境を整えていくことが出来ました。

10月の模試131点、
11月の模試172点、
彼女の笑顔が弾けました!
「明るく前向きに」
日々の取り組みを大切にし、
失敗を謙虚に受け止め、
次の糧にしていく。
その地道な取り組みの大切さを、
彼女から改めて学びました!

その後は
冬期講習(過去問3年分)平均174点!
直前講習1回目170点!
2回目から4回目190点台!
最後の5回目は207点!!
私立高校も2校とも合格し、
目標とする公立高校に無事合格しました!!

彼女自身、
部活動でも日々の取り組みを大切にし、
その姿勢を学習でも活かせていました。
小さなことの積み重ねが大きな成果をもたらす、
高校でもこの経験は活きていることでしょう。
それらを「明るく前向きに」できることが、
素晴らしいと思います!

旭川の塾なら個別指導の学習空間

「懐疑」って何だろう?

個別指導塾の学習空間、札幌エリア 札幌富丘教室&北41条東教室の石原です。

今回の勉強やり方ガイドでは、「懐疑」(「かいぎ」と読みます)について紹介したいと思います。

「懐疑」と言ってもイマイチ、ピンと来ませんよね。私もこの言葉を知ったのは大学の講義でした。

「懐疑」とは、「疑いを心にいだく」という意味で、要するに「疑っている」ということを硬い表現で表しているのです。

「疑い」という言葉は、何となく後ろ向きなイメージですが、「懐疑」はまずは疑ってみることで、より確からしい判断を得ようとする意味合いを持っています。

この姿勢が全ての勉強のやり方で重要な視点なのです。

どうして、「花」と書いて「はな」って読むんだろう?

どうして、アルファベットは26文字なんだろう?

どうして、0になにをかけても0なんだろう?

どうして、海水はしょっぱいんだろう?

どうして、北海道という地名がついたんだろう?

今挙げたのはほんの一例ですが、全て「懐疑」です。疑う事で「当たり前」と思っていたことが「疑問」に変わり、調べていく内に「そういうことか!」と答えが見つかります。

勉強というのは、ただ答えを知るのではなく、自分で疑問を持ち、それを調べていく過程が重要です。そして、見つけた答えは一生使える「知識」となります。「知識」を積み重ねる事で人生もより豊かになっていくと、私は考えます。

今の社会は、ありとあらゆるところから情報を得る事が出来ます。そのような時代だからこそ、「懐疑」の姿勢を持って、自分にとって何が大切でそうじゃないのかを判断する力を身に付けていきたいものですね。

学習空間では、生徒の疑問を生徒自身で答えを見つける姿勢を育てていきます。

興味のある方は、是非お問い合わせください。

札幌の塾なら個別指導の学習空間

数学頑張ったね♪

個別指導塾 学習空間 足立花畑&足立保木間教室の吉田です。

卒業した、中学生のある女の子の話をしたいと思います。

その子は、中学3年生の4月に入塾してきました。
親しい友達と遊んでいる時は元気だけど、塾では大人しい生徒でした。
成績は、500点満点中150点くらいでした。
勉強した方が良いことはわかっているけれど、何をしたらよいかわかっていないと言っていました。又、家だと集中して勉強することができなったようです。
学習空間では、何をするのかを講師が考え、指示し、生徒は集中して勉強することができます。

入塾後、彼女と話をしました。
その話の中で、
「全科目を勉強しつつ、1つ武器を作ること」
「塾に毎日来ること」
を決めました。
1つの武器は数学です。理解することには時間がかかるものの、一番可能性を感じた科目でした。(入塾前は33点でした。)
塾に毎日来ることに最初は少し抵抗があったようですが、夏休みに入った時から受験までほぼ毎日塾に来ていました。

私の教室では、数学は主に予習をしています。
勉強が苦手な生徒にとって、予習をすることは少し難しいですが、基本的にはどの生徒も、塾では予習をしています。予習をすることのメリットは、授業の理解度が良くなる・テスト前に焦る必要がなくなるなど、とても大きいです。
彼女も予習を順調にこなしていきました。時間がかかったこともありましたが、頑張っていきました。
又、数学の管理表を作りました。
数学の問題集1ページ毎の単元名と出来具合を書いていくシートです。
これを日頃からつけていき、試験範囲の全体像と、自分の現状を生徒自身が把握できるようにしました。

1.2回目の定期試験では、管理表を彼女自身が上手く使えず、私がほとんど指示を与えました。結果としては、40.50点くらいでした。「もっと点数を取りたい」と本人も私も思っていました。

そして、3回目の定期試験。
管理表の使い方に慣れてきていて、自分でやる単元を決めて、学習できるようになっていました。考えることについて成長を感じましたし、積極的に勉強していることをひしひしと感じました。
積極的に勉強することはものすごく大切で、点数への執着も生まれ、結果として点数が伸びてきます。
その結果、数学で70点という点数を取ることが出来ました。
正直、この結果に私も驚きました。
この答案用紙を塾に持ってきたときの彼女の笑顔は忘れません。

その後、受験にも無事合格し、今は高校生活を楽しんでいます。
受験の時にもいろいろな思い出がありますね笑
面接練習を何度も何度もしました。
面接練習のことは、また機会があれば書きますね。

今年度の受験生とも素敵な思い出を作りたいと思います。

足立の塾なら個別指導の学習空間

自分からのアプローチ

皆さんこんにちは。個別指導塾の学習空間、東村山北教室・東大和教室の堀田です。

今回はとある男の子の事例を話そうと思います。

彼をM君としましょう。中学1年生の時から学習空間に通い、高校に合格して卒業していきました。入塾当初の彼は、彼自身何を勉強すればよいのかわからなくなっていました。部活が好きで、楽しくてしょうがない様子でした。練習が長い日はどうしても眠くなってしまい勉強が手に付きません。中学1年生が独力で勉強した場合、最初と最後のテストを比較すると、大体100点ほど下落することが多いのですが、彼も何をすればよいのかわからずに迷子になっていました。

M君の希望でまず数学から始めました。と言っても、分数、割合から正負の数、文字式まで、学年を問わずに総ざらいをしました。初めは嫌いな食べ物を出されたような反応でしたが、食べていくとだんだん味に慣れて箸が進むように、筆が進むようになりました。
そして、何より彼の凄かったところが、「どこまで詰まったのかを言える」ということでした。これは、自分の弱点を把握していて自分なりに説明できるというような高いレベルの話ではありません。もっと簡単な話で「こんな感じだと思ったんだけど…」と、自分の考えや方針を少しだけでも書いてくれたり、ペンでなぞりながら言おうとしてくれたりということです。

少し話がずれますが、問題を見て5秒くらいで「わからない」と言われるケースもあるのですが、その場合「そもそも問題文の漢字が読めていないのか」「公式を忘れているのか」「分数、少数、筆算のやり方でつまずいているのか」と言ったようにどの理由なのかをひとつひとつ探していかなくてはならないのです。すぐに理由がわかれば良いのですが、わかっていることを何回も聞かれると大人でもうんざりして、モチベーションが下がってしまいます。中学生も然りです。

最終的に数学は50点以上の伸びを見せます。5教科でも120点以上も上昇しました。彼は自分の持っている「自分はこんな感じだと思っている」という情報を先に相手に与えることが意識せずにできていたのです。当然相手からのレスポンスは速く、そして有益なものが返ってきます。彼の個性が彼自身を一層成長させたと感じた事例でした。

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