2012年 12月 の投稿一覧

「確率」対策

個別指導の学習空間 埼玉エリア 入間藤沢・本庄南教室の花岡です。

中学数学の中にひょっこりと登場し、ひっそりと居続ける。そして、毎年入試にも必ず出題されるのに、全然目立たない。そう、今回私は、数学の「確率」について書きたいと思います。

くじ引き、じゃんけん、トランプゲーム、競馬にパチンコに宝くじ。ありとあらゆる日常に関わっている「確率」ですが、中学生にはいささか嫌われ者であります。

それは、入試には出るけど配点は高くないということで、あまり重要視されず、授業でもさっと流されてしまうので、いまいちよくわからないという中学生が多いからではないでしょうか?

そんな「確率」の問題を、大きく3つに分類する方法をお教えします。

まず【TYPEⅠ】
これは、「さいころを2つ振る」とか、「袋の中からボールを1つ取り出し、色を確かめてから袋に戻し、もう1つ取り出す」といったように、「ゾロ目」が出現するパターンです。

簡単に書きますと、A,B,C,Dの4つの事象から2つを選ぶといった問題で、
(A,A) (A,B) (A,C) (A,D)
(B,A) (B,B) (B,C) (B,D)
(C,A) (C,B) (C,C) (C,D)
(D,A) (D,B) (D,C) (D,D)
のように、(A,A),(B,B),(C,C),(D,D)が存在するパターンで、起こりうるすべての場合は、4×4=16通りです。

次に【TYPEⅡ】
これは、「袋の中からボールを1つ取り出し、それを袋に戻さずに、もう1つ取り出す」や、「くじで委員長1人と副委員長1人を選ぶ」といったように、ゾロ目は出現しないけど、選んだ2つの物に「順番(優先順位)」が存在するパターンです。

簡単に書きますと、A,B,C,Dの4つの事象から2つを選ぶといった問題で、
(A,B) (A,C) (A,D)
(B,A)       (B,C) (B,D)
(C,A) (C,B)       (C,D)
(D,A) (D,B) (D,C)
のように、ゾロ目が存在せず、(A,B)と(B,A)は別物と区別されるパターンで、起こりうるすべての場合は、4×3=12通りです。

最後に【TYPEⅢ】
これは、「袋からボールを2個同時に取り出す」や、「くじで2人の委員を選ぶ」といったように、選んだ2つの物に「順番(優先順位)」が存在しないパターンです。

簡単に書きますと、A,B,C,Dの4つの事象から2つを選ぶといった問題で、
(A,B) (A,C) (A,D)
(B,C) (B,D)
(C,D)
のように、(A,B)と(B,A)は同じものとして扱われるパターンで、起こりうるすべての場合は、4×3÷2=6通りです。

中学数学で扱われる「確率」の問題では、ほとんどがこの3パターンに大別されます。

例えば、「2人でじゃんけんをする」ときは、
(ぐ、ぐ)(ち、ち)(ぱ、ぱ)
といったゾロ目が存在するので【TYPEⅠ】です。
また、「さいころを2個振る」や「コインを3枚投げる」といったように、それぞれが独立しているものはすべてこれに該当します。

それ以外のものは、「2ケタの数を作る」といったように12と21を別物と考える問題か、「袋の中から2個同時に・・・」といったように、順番を問わない問題か、を判断材料にしてみてください。

「全部でたった3通り」

そう考えれば、苦手意識もなくなりませんか?

是非、参考書を開いて確かめてみてください。

余談ですが、私は宝くじを買いません。それは、当選確率を知っているからです。夢がないですよね笑

理系人間・・・宝くじなんて絶対当たらない!
文系人間・・・買わなきゃ絶対に当たらない!

さてあなたはどっち???^^

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『勉強方法の基礎の基礎』

個別指導塾 学習空間 埼玉エリア 坂戸東、坂戸西教室の沖村です。

色んな『勉強方法』があると思いますが、私が載せさせて頂くのは、

実際に自分自身がやった事の一部、高校、大学受験の際に何十冊と読みあさった本から

得た一部、いくつもの塾、予備校に行って先生から学んだ一部、等です。

今回だけではないので、順不動にいくつか挙げていきたいと思います。

今回は、『常識』かもしれませんが、『基礎の、基礎の、勉強への考え方』を載せてみます。

何かの参考になれば、幸いです。

皆さん、もう分かっていると思いますが、勉強、学習の『コツ』は、よく生徒から

聞かれますが、『間違いを発見する』→『解決する』→『出来るようにする、覚える』

です。単純ですよ。いいですか?ただ、間違えたものを自分で、次回に出来るように

なれば良いだけです。

単純で簡単なことなんですが、なかなか出来ないんですよね?

なぜでしょう?やる気ですか?やっても意味ないからですか?諦めているからですか?

面倒臭いから?他に遊びたいから?部活で忙しいから?

色々、出来ない理由はありますよね。

勉強は、『ただ、やみくもにやっても伸びません』

必ず、間違いを吸収しないと、いわゆるやりっぱなし、問題の解きっぱなし、で

終わってしまいます。

問題をやったら、必ず、少なくとも、同じ問題でいいので、次にやった時、次にその

問題が出て来た時に前回よりも書ける、答えられる状態にして下さい。

これが、一番の近道です。

『学問に王道なし』とよく言いますが、

この方法は、近道であり、理にかなっています。

出来ないものを探し、出来るようにする。

どれくらい出来るようにするか?

そりゃあ全部がいいですが、それはきついかもしれません。

いいんですよ。全部じゃなくても。

一部でもいい。前回よりも出来る状態にしてみて下さい。

よく生徒に話します、勉強は、筋力トレーニングに似ています。

今日は、筋トレ初。腕立てをやってみよう。あっ、3回も出来ない・・・

頑張って5回やってみた。筋肉痛になった。

次の日、(筋トレは、本当は毎日じゃない方がいいですが)

昨日より頑張って7回やった。きつかったけど、出来た。

そうすると、3日目に10回、一週間で20回、等、出来るようになります。

しかし、どうでしょう?5回しか出来ないのに、次の日も5回、その次の日も5回では、

伸びませんよね。いつになっても10回出来る筋力はつきません。

ただ、現状維持が出来たり、健康的になったりはします。

勉強も同じで、出来ないことをやろうとする、解決しようとする、挑戦して少しでも

覚える、からこそ、次に出来るようになるんですよね。

(筋力トレーニングは、筋肉細胞が破壊され、また新たな筋肉になるまでに個人差は

ありますが、24時間~48時間空けるのがよいと言われています)

マラソンも同じです。遺伝子の関係上、センスや持って生まれた身体にも個人差は

ありますが、いきなり5Km10Km、20km、100km等、走れるわけがない

ですよね。まあ、5、10kmくらいであれば、何とかなるかもしれませんが、

40km以上等を連続で走るとなると、日頃からスポーツをやっている人でも、??

となるはずです。

しかし、日々、練習を重ねていくと、誰でも走れるようになってきます。
(それなりの身体つくりや、練習が必要ですが)

間違えてしまった問題に対して、もっと大事にしてみていって下さい。

テストで成績が悪く、投げ出してしまいたくなる気持ちはよくわかりますが、

大事に向き合ってみて下さい。自分の宝ですよ。自分の解答用紙に、今までに

自分がやってきた全てが詰まっています。今までの自分を映している鏡です。

間違えた問題は、財産です。

次に、絶対に、活かしましょうね!!

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理科を通して暗記を知る

個別指導塾 学習空間 神奈川エリア 秦野西、平塚中原教室の小野江です。

今回は理科について話したいと思います。
理科の分野ではとかく、1分野を苦手とする子が多いように思います。
私自身、理科自体苦手で避けていましたが、勉強してみると案外、身近なところに理科はあります。

例えば「雲」
空気は上空にあがっていくと寒くなるにつれて水蒸気が水滴になります。
そして水滴はやがて氷の粒になります。
この水滴と氷の粒がいわゆる「雲」になります。
「雲」の中の氷の粒が降りてきて、やがて地表の温度で温められ雨になります。

この一連の流れを暗記しようとしても中々辛いものがあります。
それでは…

冷蔵庫を思い浮かべてください。
水を入れたら氷になります。

冬の時の窓を思い浮かべてください。
外の寒さによって水滴がついています。

よく教科書などでは「○○の現象を身近に探してみよう」と書かれています。
これを実際に日常生活の中で試しみようとする人は案外少ないのかもしれません。
しかし、教科書を見ながらウンウンうなって暗記しようとするよりも現実の中でそういった発見をした方がはるかに覚えます。

そうはいっても面倒くさい…
そう思ったあなたは、ひじょーーーーにもったいない!!
日常生活の中で水滴になっているものはないか、氷はどうしてできるのか、少し「考える」

「雲ってなんだろ…」「氷ってなんだろ…」
もうこの際、口でつぶやいてもかまいません!
頭の中で考え、想像するだけではるかに覚えます!

さぁ一緒につぶやいてみましょう!

「雲ってなんだろ…!?」

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ダメ、絶対!!

個別指導の学習空間 神奈川エリア 小田原東・南足柄教室の渡邉です。

「勉強のできる生徒」、「成績が良い生徒」と呼ばれる生徒は、
共通して自分なりの勉強のスタイルを持っています。

それは一朝一夕で身に付けたものではなく、失敗を繰り返し、反省をし、改善していく過程で
構築されていくものです。
ここには、様々な勉強方法が載っていますが、万人に適応する勉強法は決して多くはありません。
いろいろなものに挑戦して、自分にあったものを探し出す必要があります。

また、勉強法はマネをするだけでなく、自分自身で作り出していくことも可能です。
「そうはいっても作り方がわからない」っといった声が聞こえてきそうなので、
「こうしなくてはいけない」ではなく、「これはしちゃダメ」とはっきり言えるものを挙げていきたいと思います。

①「ながら勉強」はダメ!!
携帯片手に・・・なんてもってのほかです。

②いつもはこうやっているけど「今日はイイや」はダメ!!
勉強に必要なものは「継続性」です。継続的にできないものはNGです。

③「雑に」はダメ!!
スピードを意識してやってはいけないという意味ではなく、
ここでの「雑」は『てきとう』にという意味です。せっかくやるんです、魂を込めて勉強しましょう。

④「楽過ぎても」ダメ!!「きつすぎても」ダメ!!
楽し過ぎる勉強はありません。勉強は自分を追い込む瞬間も大切ですが、度が行き過ぎてもダメです。

今回は五個ほどダメな例を挙げてみました。反面教師とは言いませんが、
何をすれば良いかより、何をしちゃいけないか。が分かっている方が行動に制限が少なく
幅が広がります。

是非、自分にあった「これだ」というスタイルを確立しましょう!!

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国語(長文読解)

個別指導の学習空間 静岡エリア 御殿場・富士吉原教室の吉田です。

今回は国語の長文読解についてです♪

ひとつ前の森園先生の「現代文の学習法」の具体的な方法を紹介したいと思います。

まずは長文読解のルールを一つ。
・文章の中に必ず答えがある
ということです。

問題文の冒頭に「次の文章を読んで、後の問いに答えなさい」と書いてあるように、必ず文章の中に答えはあります。
「問題を解く」ことにおいては、「自分だったらどうするのか」、「自分はこう考える!」ではなく、「筆者は何を伝えたいのか」を読み取ることが重要になってきます。

そして、長文には小説と論説文の2種類がありますが、ここでは論説文について解説していきます。。

基本的に、論説文で言えることは以下の3点です。
① 筆者は何かを伝えようとしている
② 様々な例を出している
③ 段落ごとに言いたいことが明確である

① 筆者は何かを伝えようとしている
筆者は1つ、もしくは2つ、その文章を通して必ず何かを伝えようとしています。
だいたいは文章の最後のほうに書いてあることが多いです。
まずは、一通り読み終わった後、最後の方に注意しながら、考えてみましょう。

② 様々な例を出している
その伝えたいことを伝えるために、様々な例を出しています。
なぜなら、「全ての人に納得してもらうため」です。
例:私は、「牛乳は毎日飲もう」とみんなに訴えたい。

<導入>ある日、あまり牛乳を飲まない人を見かけた。
「何で飲まないのだろうか?」、素直にそう思った。
<例1>牛乳は体に良い。牛乳を飲まずに歳を取った、こんなデータもある。………
<例2>一般的にはカルシウムが摂れると言われているが、実はこんな効果もあるのだ。………
<例3>味が苦手な人はこんな飲み方をしてみると良いだろう。………
1番ベストなのは1日○ml飲むことらしい。
<結論>牛乳は毎日飲んだ方が良い。この良さを、いろんな人に話していきたい。

ざっくり書いたが、こんな感じですw

ともあれ、様々な例を持ち込み、読者を納得させようとしています!

③ 段落ごとに言いたいことが明確である
だいたいの説明文は、導入・例・結論・その他に分かれます。
段落ごとにどれに当てはまるのか、考えてみましょう♪案外、面白いはずです★

以上が、論説文の仕組みです。

それを踏まえ、実践することは2つ。
1.結論を探す。
2.段落毎で何を言いたいのか考えてみる
ことです。

しっかりこなしていけば、半年・一年後には力が付いているはずです。
しかも、社会人になってから、必ず生きてくるスキル。
貪欲にいきましょう♪♪

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現代文の勉強法

個別指導塾の学習空間 滋賀エリア 栗東西・守山教室の森園です。

さて、前回は歴史について書かせてもらいましたが今回は国語について書かせてもらおうと思います。

先生のことを知っている生徒は理系なのに文系科目ばかり・・・と思うかもしれませんが気にしない気にしないww

では、最近のエピソードと絡めて進めていきます!

12月某日、ある高校生と現代文について話をしていたのですが、その時にこんな言葉を聞きました。

「先生、現代文は勉強しなくても点数が取れる科目やしカリキュラムに入れんでも良いやろ?」

と。

その言葉に思わず反論。

「お前な、受験勉強もせずに点数が簡単に取れる科目があるわけないやん。そもそも現代文はそういった考えを持ってる人が多いけど、大間違いやで?例えば、今お前らに”浦島太郎”の要約をしろ。って言ったら簡単にできるやん?けどな、小学2年生にやらせたら物凄く難しい質問になんねん。つまりはそう、現代文にも読むレベルってのがあって、コツコツ読んで練習していくことで少しずつ読めるようになって点数に結びついていくもんなんやで。」

なんて話をしました。

例えばセンターテストにある記号選択問題、あてはまるものを選べというやつですが、馬鹿にしちゃあいけません。似たような選択肢が並んでいて、いったいどれを選べばよいか困ってしまいます。迷った挙句間違った選択肢を選んでしまいがちです。

こういうときにも「定石」や「定理」がきちんとあります。

おおよそテストで「正解」「不正解」を付けなければならないものは、確実にその解答が正解であるか不正解であるかという根拠(理由)があります。

そこのところは学習することでしか身につきません。

ぱっとしない表現かもしれませんが、”読解のレベル”は間違いなく存在するのです。そして、現代文というものは数学や理科(化学・物理)のように公式を暗記して活用すれば良いなんていう科目ではないので見方を変えれば非常に難しい科目なのです。そして評論・小説・文学史とそれぞれ読み方も変わってくるので是非読解の練習を欠かさず行い、”読解のレベルアップ”を図ってみてください!!

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続ける大切さ

個別指導の学習空間 山梨エリア 甲府北・都留教室の渡井です。

今回は「勉強を続ける大切さ」について書きたいと思います。
生徒のみなさん、新しい単語帳や問題集を買って始めたのはいいけれど、結局最後まで終わらなかった経験はありませんか?
例えば、英単語を1日10個覚えようと1ヶ月ほど続けたけれど、定期テストがいい結果でなかった時に、私はどうせやっても駄目なんだ、単語だけじゃなくて他のことをした方がよい、やり方が悪いんじゃないか、と考えるようになって、単語暗記の計画を途中でやめてしまう、といったことです。

どれだけ工夫して学習計画を立てても、続けなければ全く意味がありません。

では、途中であきらめずに続けるにはどうすればよいか。
やはりゴールを意識して、何を、いつ(までに)するのかをはっきりさせることだと思います。
そのために、長期的な目標と、短期的な目標の両方を立てていきましょう。

例えば、ゴールを大学に合格することとします。すなわち、センター試験で目標点をとる必要があります。
そのためには、苦手教科を克服しないとなりません。
そこで長期的な目標は、苦手な教科の問題集を一冊終わらせること。
センター試験まで2ヶ月。問題集は100ページ。
特に苦手な単元は復習したいので、問題集を終わらせるのに1ヶ月半、復習に半月の計画とします。
すると短期的な目標は、1週間18ページ。1日2-3p。復習は苦手な単元のみ。

短期的には、1日2-3pの学習はそこまでハードではありません。
また長期的には、いつまでに何をするかをはっきりさせてあるので、勉強を続けるモチベーションも落ちないと思います。

計画を立てる時は、自分に合った勉強の方法・ペース等をしっかり考えてください。
そして、計画を決めたあとは、決めた計画をやり切ってください。
途中で不安になって、他の問題集や方法に手を出すのは絶対に止めてくださいね。
テストで点数をとれる生徒ほど、きちんと学習計画を立てて、その計画をしっかりと続けていると思います。

最後に笑えるように、ゴールを意識して、勉強を続けていきましょう。

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