「できるまでやる」

個別指導の学習空間 山梨エリア、学習空間プラスの堀内です。
今回大学を卒業して社会人となった、私が教室で指導をおこなっていたころの生徒についてお話しようと思います。

彼が入塾したのは中学校2年生の半ばくらいでした。
サッカーのクラブチームに所属していて、なかなか勉強時間を確保することが難しいとの相談を受け入塾しました。
最初の頃は勉強に対してのモチベーションはそんなに高くありませんでした。
最初、塾ではおとなしい感じの印象でしたが、学校ではやんちゃな生徒だったようです。(後日,お母様から聞きました)
塾で勉強しながらたくさんコミュニケーションをとって行く中で徐々に心を開いてくれ、気軽にいろんなことを相談してくれるようになっていきました。
そんな中、彼の心境の変化のきっかけは、自分の学校にいるかなりやんちゃな先輩が、塾で遅い時間まで一生懸命受験勉強をしている姿をみたからといっていました。
学習空間のいいところのひとつでもある他学年と同じ教室で学習できるというところが、彼にとっていい方向に働いたのだと思います。
彼が明確に変わったのは中学校3年生の1学期中間テストからでした。
中学校3年生になった時の数学の最初のテストで100点をとりました。
100点とれる範囲だから、100点目指してみようということで見事成し遂げてくれました。

そこから、彼は自分がやった分だけ点数がとれる!と自分の能力を信じるようになりました。
毎回テストのたびに、
「この教科心配だからもっとプリント出して欲しい。」
「ここはなんでこうなるのかよくわかってないから教えて欲しい。」
「どうしたら高得点がとれるようになるのか教えてほしい。」
と、自ら進んでこちらに提案してきてくれるようになりました。
わからないところは必ず質問し量をこなすを徹底して行っていました。

3年生の定期テストでは常に400点以上を取るようになりました。
志望校も2年生の段階では諦めかけていた高校を第一志望として、とにかく問題をやりこんでいました。
定期テストの頑張りと、サッカーも頑張っていたこともあり、第一志望の学校からお声をかけていただきました。
それでも心配なので、塾での面接練習に参加し、かなり厳しい話をされたこともあったようです。
しかし、言われたことを改善して無事前期入試で合格することができました。

高校に入学後も、部活動が忙しい中、合間の時間でこつこつ勉強を行ない、高校生活最後のテストでは何教科か学年で1桁を取ることができました。

心を開きすぎて、私に本気で怒られたのは今までで彼だけです(((笑
そんなことも今となってはいい思い出で、高校卒業で塾を卒業するとき、「なにか困ったことがあればいつでも相談して下さいね。」と頼もしい言葉をかけてくれました。

大学入学後もちょこちょこ連絡をくれ、大学のレポートや就職活動のエントリーシートの書き方&添削等々を聞きに塾の指導後に教室に来ていました。
そんな彼も今年度無事に就職し、お仕事を頑張っているようです!

彼は、「努力は人を裏切らない」という言葉を証明してくれたと思っています。
そして、自分の力、能力を信じてあげることがどれだけ大切なことなのか、私に教えてくれました。

「やればできる」

その言葉をよく使いますが、「やってもできない」と生徒に言われたことがあります。
それは「やってもできない」のではなく、「できるようになるまでやっていない」ということです。
「やればできる」というより、「できるようになるまでやる」からこそ「やればできる」のだと思います。

彼はできるようになるまで努力したからこそ結果がついてきたのだと思います。
自分はやってもできないから………とあきらめてしまっている多くの生徒にそのことが伝わってくれるといいなと思います。

山梨の塾なら個別指導の学習空間
家庭教師、1対1指導をお探しなら学習空間プラス

SNSでもご購読できます。

まずは1週間の無料体験学習をお試しください

コメントを残す

*

CAPTCHA