個別指導塾の学習空間、山梨エリアの皆川です。
今回は当時大学受験生だったY君(理系)についてお話ししたいと思います。
彼は英語が苦手で、模試では3割も取れませんでした。
点数が取れなかった第一の理由は単語力不足でしたので、当然まずは単語を覚えることを中心に行いました。
ある程度単語を覚えることができたら読解演習に移りますが、ここで1つ工夫を行いました。
よくある勉強法は「毎日最低1題長文を読む」ことだと思います。
しかし、入試本番で出される長文は1題ではありません。
例えば共通テストでは、短いものから長いものまで合わせて約10題にも及ぶ数の長文を制限時間内に読まなければなりません。
つまり、少なくとも共通テストの英語は、たくさんの長文をいかに集中力を切らさずに読み切れるか、いわば持久力勝負の試験なのです。
したがって、Y君の英語の勉強は「2日に1回、最低4題の長文or過去問1年分」としました。
彼は理系でしたので、英語の勉強は2日に1回とし、英語をやらない日はがっつりと理系科目の勉強をしました。
はじめのうちは4題をこなすのは大変そうでしたが、1か月も続ければルーティンとしてこなせるようになりました。
結果、共通テスト本番では7割超の点数を取ることができました。
今回の方針でなければ5-6割くらいだったのではないかと思います。
問題演習をする際、本番のレベルについてはよく意識すると思いますが、本番の問題量はあまり意識されていなことが多いように感じます。
英語に限らず他の勉強でもぜひ参考にしてみてください。