真の成績Upとは何か

個別指導塾の学習空間、甲府西教室・学プラの河手です!!

今日は私が学プラ(家庭教師)で指導しているH・M君について紹介します。実はH君のお兄さんも私が学プラで指導しています。

お兄さんの指導が御縁でH君も指導させて頂いています。
H君は中学1年生。部活動では野球をやっており、県優勝を目指してやっています。
H君の指導を始めたのは文字通り中1の夏からです。
数学を指導してもらいたい。目的が明確でした。
実際、夏休み前のテストでは50点を切っていました。
まだ中学1年生ですから、今後のことを考えると強化は絶対に必要でした。
ただ私はH君が伸びると指導の話を頂いていた時から確信がありました。
その根拠は、私が1年前からH君のお兄さんを教えていた時からH君は必ず挨拶をしてくれていたからです。
指導する側として最初の成績で生徒の好き嫌いはありませんが、応援しやすい生徒とそうでない生徒がいることは事実です。
応援しやすい生徒、もう一歩踏み込んで応援したいと思える生徒は一言で言うと「素直で礼儀正しい」です。
H君は自分が特に教わるわけではないのにいつも挨拶をしてくれていた点が私の確信の根拠でした。

さてその後の推移は2学期の中間テストで97点をいきなり出しました。
担任が驚いていたとH君が笑顔で言っていたのを思い出します。

そして2学期期末テストでは99点でした。
私が指導する際に内容を教える以上にH君に伝えていたのは次のことです。
数学はある意味で完璧主義な科目だから投手でいうなら抑え投手の気持ちで問題を解こう。」と。
実際、数学では(1)の答えを(2)以降で使うことが多いのです。その前提に立つと(1)で間違えれば、やり方は正しくても(2)以降の答えは当然正解にならないわけです。
ひとつの計算でもミスをすれば失点です。
野球では最終回である9回を任されるのが抑え投手です。それも僅差の展開で投げるのが通常です。
ということは、まさに1球1球が勝負です。
そのたとえ話に野球も本気で取り組んでいるH君には感じる何かがあったために取り組み方が変わり、それが点数に結実しました。
実際、帰り際H君のお母さんに「ミスさえなければ今回は大丈夫です。」と毎回伝えていました。
結果が出たのは覚えるべきことを覚えて、ミスがないように1つ1つに抑え投手の気持ちで取り組んだH君の姿勢に総てがあります。

真の成績Upとは学ぶ本人の習慣の変化にある。それを各個人に合わせてサポートしていくのが指導者の役目である。

そう私は定義付けたいです。そしてそのような縁に恵まれたのも自ら学習と関係のない部分で応援したいと思えるような行動をとっていたH君なくしてないのです。感謝です。

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