言葉と戦う

個別指導の学習空間 山梨エリア 甲府西・櫛形教室の河手です。

「音楽を勉強に活かす」
このフレーズを聞いて皆さんはどんなことを想像するでしょうか?勉強の合間に気分転換にと音楽を聴く。英語に慣れる為に洋楽を聴く。人それぞれ音楽との付き合い方は千差万別だと思います。
しかし、その一方で気分転換のつもりが1時間たっていた。あるいは時間は10分と守ったが勉強を始めるとメロディーが頭に残り集中できない、などかえってマイナスになるケースも多いはずです。
上記の失敗は何故、起きるのかと考えてみると音楽を気分転換と考え、曲を文字通り聴くと考えていることが一番大きいと考えられます。
そこで今回は、そんなマイナスイメージを払拭し、「音楽を語彙力を鍛えるツール」としてとらえる勉強法を紹介します。

水芭蕉揺れる畦道 肩並べ夢を紡いだ

流れゆく時に 笹舟を浮かべ

焼け落ちた夏の恋唄 忘れじの人を泡沫

空は夕暮れ

上の詩は森山直太朗さんの名曲『夏の終わり』の冒頭の歌詞です。これをまず読んだ時、この歌の情景が頭に正確に浮かぶでしょうか?

「水芭蕉(みずばしょう)」はどんな花?だろう?「畦道」とはどんな道だろう?「紡ぐ」、「泡沫」って何て読むのか、意味は何だろう?
この詩を正確に理解するだけでもそれなりの知識が必要です。
「水芭蕉」は夏の咲く白い苞を草。「畦道」は田と田の間の細い道。
例えば、この二つの言葉の意味を正確に知るだけで今、周囲は田んぼで、その間に水芭蕉が風に揺れて咲いている。
そんな中を二人で肩を並べて夢を語っていると分かります。
ここで「紡ぐ」を調べると繊維を引き出し、糸にすること。“夢を紡ぐ”という表現が“夢を語る”という解釈だけでは何だか浅いようにも思えてきます。

今、ここでは言葉と戦うことが一番求められているということです。
メロディに流されずに言葉ひとつひとつと戦うこと。メロディが頭に入っていれば、「泡沫」は「うたかた」と読めて、意味に気も留めないかもしれないからです。
ただその一方で気楽さも必要です。冒頭だけでもそれなりに時間を要するので5分だけ集中してやろうぐらいでOK。その方が、かえって時間に対する意識も強化されます。

また日を置いてやると新しい発見もあります。ちなみに私は冒頭の「恋唄」の「唄」に注目して後日、新しい発見をしました。
「唄」と「歌」の違いが何か調べたところ唄「唄」は主に民謡で使うとありました。それを知った上で曲を聴いてみると冒頭の歌詞に入るまでの前奏の中に三味線の音が入っていて民謡を意識されて創られていると感じることができました。

結局、勉強と同じで1回でその詩の世界、その曲を完全に理解することはないという教訓ももらった感じです。
まずは自分の選んだ一曲から始めてみてはいかがでしょうか?
休憩時間の音楽が詩と向き合い、文字通りの音楽鑑賞へと変わるかもしれません。

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